Tokushima Convention Support

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阿波の鱧(はも)

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鱧の湯引き
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鱧のお吸い物

夏の食卓を彩る高級食材、鱧。特に関西では、京都の祇園祭や大阪の天神祭に欠かせない。実はその鱧の多くは、徳島産なのである。
 鱧は、きめの細かい泥が堆積した底質を好み、その条件に適うのが吉野川や那賀川などが注ぎ込む紀伊水道の徳島県沖の海底。河川からの栄養によって、エビやカニ、小魚などが豊富に育ち、それを餌に、皮や身に十分な旨みと適度な弾力のある、美味しい鱧が育つといわれている。

鱧の旬は6月から7月と、11月から12月の二度。上品な淡泊さを楽しむ夏の鱧だけでなく、秋から冬にかけて脂の乗った鱧も格別。500~600グラムが最も美味と言われている。料理は、お馴染みの湯引きや刺身、鱧ずし、鱧鍋、土瓶蒸しなど。抜群の鮮度と品質は、まさに地元ならではの至福だ。